ヤドリギの神秘

著者:木蓮
素朴な疑問! フランスの田舎暮らし
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『フランス 小さな村を旅してみよう!』の木蓮です。

お久しぶりの更新になってしまい申し訳ございません。ツアー終了後、かなりひどい風邪をひきまして、すっかり寝込んでいました。

2016年最後の記事は、今年の冬、みなさんのインスタやブログで、本当に多く見かけた「ヤドリギ」のことを書こうと思います。

 

もともと、フランスでもヤドリギのモチーフは人気がありましたが、日本でもこんなに人気があるのだと感心するほど。

やはり、ヤドリギの言い伝えが美しいからなんでしょうね。

 

timbres-gui-mistletoe

 

日本でも田舎に行けば見かけることも多いと思いますが、私はフランスに来た当初、ヤドリギの塊をずっと、「鳥の巣」と勘違いしていました。

だって、この様相。「鳥の巣がたくさんあるね~。」と感心して夫に言うと、「鳥の巣じゃなくて、ヤドリギ(フランス語でgui)だから。」と呆れらた思い出も……。

 

ヤドリギ全景

 

写真のように、木に絡みついている丸い形のものがヤドリギです。寒い地域で見かけることが多く、オーヴェルニュでもよく見かけます。

ですが、残念なことに高い場所にできることが多く、日本で見かけても、なかなか採れないそうです。

さて、このフランスでよく見かける「セイヨウヤドリギ」。りんごやポプラを好んで寄生します。

私が今年採ってきたヤドリギも、実はりんごの木に寄生していたものです。夫に教えてもらったところによると、ヤドリギは病気になったりんごの木に寄生するのだそう。確かに、私がヤドリギを採ったりんごの木は、すでに病気になっていて、食べられるりんごがなるとは思えませんでした。

 

ヤドリギドライ

 

写真のものは、採取してから1ヶ月以上経ち、完全にドライになったもの。日本ではこのヤドリギの白い実が黒くなるそうで、綺麗なドライにならないと聞きますが、やはり気候が違うようで、我が家では綺麗な色のままドライになりました。

 

最近ではあまり見かけませんが、フランスでは新しい年を迎えるにあたり、ヤドリギのリースを玄関の扉に飾ります。これは、ヤドリギが悪霊、悪運を遠ざけると言われているからです。

ヤドリギを「聖なる木」としたケルト神話では、たびたび「ドルイド」という言葉が出てきます。ドルイドとは、「Daru-vid」というケルトの言葉で、Daruがオーク(樫の木)、vidが知識を表し、オークの賢者という意味を持ちます。

このドルイドたちが、オークの木に寄生したヤドリギを「神から選ばれし木」と神聖化し、そのヤドリギを決して手で触れず黄金の鎌で切り取ったと言われています。(オークにヤドリギが寄生することが珍しいそうです)

こういった昔からの伝説が、ヤドリギを「神聖なもの」とし、神秘的なイメージがあるのかもしれませんね。

最も日本では、「ヤドリギの下にいる女性にキスをしてもいい」という伝説のほうが好まれると思います。

ただし、このヤドリギの実は、潰れた時に出てくる粘液が強力で、粘膜につくとはがれにくいのだそうです。そのため、ペットを飼っているお宅は扱いに十分注意してください。

 

野生のヤドリギ

 

我が家から少し歩けば、こんな風にたくさんのヤドリギを見つけます。私から見ると、本当に「寄生植物」で、ちょっと怖い感じがあるのですが、この寄生していく姿をご覧になりたい方は、是非、私のブログをご覧になってください。⇒ http://ameblo.jp/petit-village-france/entry-12218043973.html

 

「神々との約定を結ばなかったため、宿り木は魔力を持っている」

みなさんは、神話の世界を信じますか?

 

さて、今年一年私のコラムを読んでいただき、本当にありがとうございました。

来年もまた楽しみにしていてくださいね!

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